Apple IDのパスワードを忘れてしまうと、App Storeでのアプリ購入やiCloudへのサインインができなくなります。この記事では、Apple IDのパスワードをリセット・再設定する方法を3つ解説します。どの方法も数分で完了します。
リセット前に確認すること

パスワードをリセットするには、本人確認が必要です。以下のいずれかが手元にあるか確認してください。
- Apple IDに登録したメールアドレス(受信できる状態)
- 登録した電話番号(SMS受信可能)
- 信頼済みデバイス(同じApple IDでサインイン済みのiPhone・Mac等)
方法1:iPhone設定からリセットする(最も簡単)
サインイン済みのiPhoneがあれば、最も手軽にリセットできます。
- 設定アプリを開く
- 上部の名前(Apple ID)をタップ
- 「サインインとセキュリティ」→「パスワードの変更」
- iPhoneのパスコードを入力
- 新しいパスワードを2回入力して「変更」
この方法はiPhoneのロックが解除できる状態であれば、メールや電話番号が不要でリセットできます。
方法2:iforgot.apple.comからリセットする
サインイン済みのデバイスがない場合は、Appleの公式パスワードリセットページを使います。
- ブラウザで iforgot.apple.com にアクセス
- Apple ID(メールアドレス)を入力して「続ける」
- 本人確認の方法を選択:
- メールで受け取る:登録メールアドレスにリセットリンクが届く
- 電話番号で確認:SMSで確認コードが届く
- 信頼済みデバイスで確認:別のApple端末に通知が届く
- 確認コードまたはリンクを使って新しいパスワードを設定
方法3:アカウントの回復を申請する(最終手段)
登録メールへのアクセスも電話番号も使えない場合は、Appleにアカウント回復を申請します。
- iforgot.apple.com で「別の方法でリセット」を選択
- 「アカウント回復をリクエスト」に進む
- 本人確認情報(秘密の質問・生年月日等)を入力
- Appleから審査結果がメールで届く(数日〜数週間かかる場合あり)
この方法はセキュリティ審査が厳しいため時間がかかりますが、他の方法が使えない場合の最後の手段です。
新しいパスワードの条件
Apple IDのパスワードには以下の条件があります。
- 8文字以上
- 大文字・小文字をそれぞれ1文字以上含む
- 数字を1文字以上含む
- 直近に使用したパスワードは使用不可
パスワードリセット後にやること
パスワードを変更すると、サインイン済みの全デバイスからサインアウトされる場合があります。新しいパスワードで各デバイスに再サインインしてください。
- iPhone・iPad:設定 → 上部の名前 → サインイン
- Mac:システム設定 → Apple ID
- App Store・Apple Music等:各アプリを開いてサインイン
Apple ID関連の操作中にiPhoneの動作が重くなった場合は、動作改善の対処法もお試しください。
👉 iPhoneの動作が遅い・重いときの対処法8選【すぐ解決】
よくある質問
Q. Apple IDのメールアドレス自体を忘れた場合は?
iforgot.apple.com で「Apple IDを忘れた場合」を選択し、登録した名前・電話番号・生年月日で検索できます。
Q. 二要素認証をオンにしていると何が変わる?
確認コードが信頼済みデバイスまたは電話番号に届くため、本人以外がリセットするのが難しくなります。セキュリティが向上するため、オンにしておくことをおすすめします。
Q. 子ども用のApple IDはどうリセットする?
ファミリー共有を使っている場合は、保護者のApple IDでサインインしたデバイスから子どものApple IDのパスワードをリセットできます。
詳しくはAppleサポート:iCloudストレージを管理するもご確認ください。
まとめ
Apple IDのパスワードをリセットする方法は3つあります。
- 方法1(最も簡単):サインイン済みのiPhoneの設定から変更
- 方法2(標準):iforgot.apple.com でメール・SMS・信頼済みデバイスで確認
- 方法3(最終手段):Appleにアカウント回復を申請(数日〜数週間)
まずはサインイン済みのiPhoneから試してみてください。それができない場合は iforgot.apple.com が最も確実です。
よくある質問(FAQ)
Q1. Apple IDのパスワードを忘れた場合、最も簡単なリセット方法は何ですか?
サインイン済みのiPhoneがある場合は、設定→自分の名前→サインインとセキュリティ→パスワードの変更から最も簡単にリセットできます。iPhoneのパスコードを入力するだけで変更できます。
Q2. Apple IDのメールアドレスも忘れた場合はどうすればいいですか?
iforgot.apple.comにアクセスし「Apple IDを忘れた場合」を選択してください。登録した氏名・電話番号・生年月日を入力することでApple IDを検索できます。
Q3. 新しいパスワードを設定したのに、なぜか他のデバイスでサインアウトされました
Apple IDのパスワードを変更すると、セキュリティのためサインイン済みの全デバイスからサインアウトされる場合があります。新しいパスワードで各デバイスに再サインインしてください。
Q4. 二要素認証をオンにしていないとパスワードリセットは難しくなりますか?
二要素認証がオフの場合、セキュリティの質問や生年月日での本人確認になり、アカウント回復に時間がかかる場合があります。セキュリティ強化のため、設定→自分の名前→サインインとセキュリティから二要素認証をオンにすることを推奨します。
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方法4:iforgot.apple.comからWebブラウザでリセットする
iPhoneやMacが手元にない場合でも、Webブラウザからパスワードをリセットできます。パソコン・スマートフォンどちらからでもアクセス可能です。
手順
- ブラウザで iforgot.apple.com にアクセスする
- Apple IDとして登録しているメールアドレスを入力し「続ける」をタップ
- 「パスワードをリセット」を選択
- 本人確認方法を選ぶ:
- メールアドレスで確認:登録メールに確認メールが届く
- セキュリティの質問に答える:古いApple IDアカウントの場合
- 2ファクタ認証を使用:信頼済みデバイスに確認コードが届く
- 届いたコードまたはリンクを入力し、新しいパスワードを設定する
- 「パスワードを変更」ボタンをタップして完了
注意: メール確認の場合、届いたリンクの有効期限は数時間です。届いたらすぐにパスワードをリセットしましょう。
方法5:Macの「システム設定」からリセットする
Macにサインイン済みの場合、Mac上からApple IDパスワードをリセットできます。
macOS Ventura(13)以降の手順
- アップルメニュー(左上のリンゴマーク)→「システム設定」を開く
- 左上の自分の名前(Apple IDアカウント)をクリック
- 「サインインとセキュリティ」→「パスワードを変更」をクリック
- MacのログインパスワードまたはTouch IDで本人確認
- 現在のApple IDパスワードと新しいパスワードを入力
- 「変更」をクリックして完了
macOS Monterey(12)以前の手順
- アップルメニュー→「システム環境設定」を開く
- 「Apple ID」をクリック
- 「パスワードとセキュリティ」→「パスワードを変更」をクリック
- 画面の指示に従ってパスワードを変更する
二段階認証が使えない場合の対処法
信頼済みデバイスへのアクセスがなく、メールも受信できない場合は「アカウント回復」を申請できます。
アカウント回復リクエストの手順
- iforgot.apple.com にアクセスしてApple IDを入力
- 「パスワードをリセット」→「引き続き」を選択
- 2ファクタ認証の画面で「別の方法を使用」を選択
- 「アカウント回復をリクエスト」を選択する
- 連絡先の電話番号を入力(Appleから確認の電話またはSMSが来る)
- 身分証明のため、必要に応じてAppleサポートに連絡
重要: アカウント回復には数日〜数週間かかることがあります。これはあなたのアカウントを不正アクセスから守るためのセキュリティ対策です。急いでいる場合は信頼済みデバイスを探すか、Appleストアを直接訪問することを検討してください。
Appleサポートに直接連絡する
アカウント回復が難しい場合、Appleのサポートに問い合わせる方法もあります。
- Appleサポートアプリ:別のAppleデバイスにインストールして連絡
- support.apple.com:Webからチャットまたは電話サポートを予約
- Appleストア来店:身分証明書を持参してジーニアスバーに相談
リカバリーキーを使ったパスワードリセット
リカバリーキーとは、2ファクタ認証が有効なApple IDのための28桁の特別なコードです。信頼済みデバイスや電話番号にアクセスできなくなった際の最後の手段として使えます。
リカバリーキーを事前に設定する方法
- 設定 → [自分の名前] → 「サインインとセキュリティ」を開く
- 「リカバリーキー」をタップ
- 「リカバリーキーを使用」をオンにする
- デバイスのパスコードを入力
- 表示された28桁のコードを安全な場所に保管する
- コードを入力して確認し、完了
注意: リカバリーキーを設定すると、アカウント回復リクエストは使えなくなります。キーを紛失するとアカウントにアクセスできなくなる可能性があるため、必ず安全な場所に複数箇所保管してください。
リカバリーキーでパスワードをリセットする手順
- iforgot.apple.com または設定アプリでパスワードリセットを開始
- 「別の方法を使用」→「リカバリーキーを使用」を選択
- 28桁のリカバリーキーを入力
- 信頼済みの電話番号を確認(SMSコードが届く)
- 新しいパスワードを設定して完了
よくある質問(Q&A)
Q1. パスワードをリセットすると、App Storeで購入したアプリはどうなりますか?
A. 購入済みのアプリは消えません。同じApple IDでサインインし直せば、購入履歴はそのまま引き継がれます。ただし、新しいパスワードでサインインし直す必要があります。
Q2. Apple IDのパスワードにはどんな条件がありますか?
A. Apple IDパスワードには以下の条件があります:
- 8文字以上
- 大文字・小文字のアルファベットを各1文字以上含む
- 数字を1文字以上含む
- 過去に使用したパスワードは再利用不可
Q3. パスワードリセット後、すべてのデバイスからサインアウトされますか?
A. はい、セキュリティのため、パスワードを変更するとすべての信頼済みデバイスでサインアウトされます。それぞれのデバイスで新しいパスワードを使って再サインインしてください。iCloudのデータは消えません。
Q4. 何度もパスワードリセットを試みると、アカウントがロックされますか?
A. 短時間に何度も失敗した場合、一時的にアカウントがロックされることがあります。数時間待ってから再試行するか、Appleサポートに連絡してください。ロックは自動的に解除されます。
Q5. 海外にいる場合でもパスワードをリセットできますか?
A. はい、iforgot.apple.com はどの国からでもアクセスできます。ただし、SMSで確認コードを受け取る場合、国際ローミングが有効になっている必要があります。Wi-Fiコールが使える場合はそちらを利用すると便利です。
Q6. 二段階認証(2ファクタ認証)を有効にしていない場合、リセットは難しいですか?
A. 2ファクタ認証なしの場合、登録メールアドレスへの確認メールまたはセキュリティの質問での本人確認になります。セキュリティは弱くなるため、2ファクタ認証の有効化を強くおすすめします。
パスワード管理のベストプラクティス
Apple IDのパスワードを安全かつ便利に管理するためのヒントを紹介します。
iCloudキーチェーンを活用する
iCloudキーチェーンは、Apple純正のパスワード管理機能です。強力なパスワードを自動生成・保存し、すべてのAppleデバイス間で同期します。
- 設定 → [自分の名前] → iCloud → 「パスワードとキーチェーン」をオン
- SafariやアプリでIDとパスワードを入力する際、自動入力が提案される
- 設定 → パスワード で保存済みパスワードを管理できる
パスワードが流出していないか確認する
iOS 14以降では、保存済みのパスワードがデータ漏洩で流出していないか自動チェックしてくれます。
- 設定 → パスワード → 「セキュリティに関する勧告」を確認
- 流出が検出されたパスワードはすぐに変更する
強力なパスワードのルール
- 12文字以上を目安にする
- 大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
- 生年月日や名前など、推測されやすい情報は避ける
- 他のサービスと同じパスワードを使い回さない
- 定期的(半年〜1年ごと)に変更する
2ファクタ認証を必ず有効にする
2ファクタ認証を有効にすることで、パスワードが漏洩しても不正アクセスを防ぐことができます。設定方法は以下の通りです。
- 設定 → [自分の名前] → 「サインインとセキュリティ」を開く
- 「2ファクタ認証」をオンにする
- 信頼できる電話番号を登録する
2ファクタ認証を有効にしている場合、誰かがあなたのパスワードを知っていても、信頼済みデバイスへの確認コードがなければサインインできません。
まとめ
Apple IDのパスワードリセット方法をまとめると:
- サインイン済みiPhoneがある場合:設定アプリから最も簡単にリセット可能
- Macがある場合:システム設定からリセット可能
- Webブラウザのみの場合:iforgot.apple.com を使用
- 信頼済みデバイスも電話番号も使えない場合:アカウント回復リクエストまたはAppleサポートへ連絡
- リカバリーキーを持っている場合:リカバリーキーでリセット可能
普段から2ファクタ認証を有効にし、iCloudキーチェーンでパスワードを管理することで、将来のトラブルを防ぐことができます。パスワードをリセットした後は、必ずiCloudキーチェーンに保存しておきましょう。
けい
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