Appleは2026年3月18日、iOS 26.4およびmacOS Tahoe 26.4のRC(Release Candidate)を開発者およびパブリックベータテスター向けに公開しました。同時にwatchOS 26.4、iPadOS 26.4、tvOS 26.4のRCも提供されています。
RCは「最終候補版」を意味し、大きな問題が見つからなければそのまま正式版として配信されるビルドです。今回のアップデートでは、Apple Musicの5つの新機能やFamily Sharing支払い方法の独立化など、合計13の機能強化が含まれています。
この記事では、iOS 26.4とmacOS Tahoe 26.4のすべての新機能・変更点を詳しく解説します。Apple Tips Blog編集部では、ベータ段階から各機能を追跡してきた情報をもとに、正式リリースに向けた注目ポイントをまとめました。
👉 iOS 26の全体像については「iOS 26 新機能まとめ15選|対応機種一覧とアップデート方法」もあわせてご覧ください。
iOS 26.4の新機能13選|Apple公式リリースノートの全内容
Appleが公開したiOS 26.4の公式リリースノートでは、13の機能強化がハイライトされています。カテゴリ別に詳しく見ていきましょう。
Apple Music関連の5つの新機能
1. Playlist Playground(ベータ)
AIを活用した新しいプレイリスト生成機能です。「ドライブ向けのアップテンポな曲」「雨の日のリラックスBGM」といった自然言語でプレイリストの内容を説明するだけで、タイトル・説明文・トラックリストを自動で生成してくれます。現在ベータ版として提供されており、今後の精度向上が期待されます。
2. Concerts機能
ライブラリに登録しているアーティストの近くのコンサート情報を自動で表示する機能です。さらに、リスニング履歴にもとづいて新しいアーティストのライブも推薦してくれるため、音楽体験の幅が広がります。
3. オフライン音楽認識
インターネット接続がない環境でも楽曲を識別できるようになりました。オフライン時に認識した結果は、ネットワークに再接続した際に自動的に配信されます。電波の届かない場所でも「この曲何?」を逃しません。
4. Ambient Musicウィジェット
ホーム画面に配置できるAmbient Musicウィジェットが追加されました。Sleep(睡眠)、Chill(リラックス)、Productivity(集中)、Wellbeing(ウェルビーイング)の4カテゴリから、シーンに合ったキュレーションプレイリストをワンタップで再生できます。
5. フルスクリーン背景表示
アルバムやプレイリストのページで、アートワークを背景にフルスクリーン表示する没入型UIが追加されました。音楽を聴く体験がよりリッチになります。
アクセシビリティの3つの改善
6. 明るいエフェクトの低減
ボタンやインタラクティブ要素をタップした際の明るいフラッシュ効果を最小限に抑える「Reduce Bright Effects」設定が追加されました。光に敏感なユーザーにとって大きな改善です。
7. 字幕・キャプション設定の簡素化
メディア再生中のキャプションアイコンから、字幕やキャプションのカスタマイズに直接アクセスできるようになりました。リアルタイムプレビュー機能も統合されており、設定の反映をすぐに確認できます。
8. 視差効果を減らす設定の強化
「視差効果を減らす(Reduce Motion)」設定が強化され、iOS 26で導入されたLiquid Glassのアニメーションをより確実に抑制するようになりました。画面の動きに敏感なユーザーにとって、実用的な改善です。
その他の5つの新機能・改善
9. 新しい絵文字8種類
トロンボーン、宝箱、歪んだ顔、毛むくじゃらのクリーチャー、けんか雲、シャチ(オルカ)、地滑り、バレエダンサーの8つの新しい絵文字が追加されました。レスリングやバニーイヤーダンサーには新しい肌色バリエーションも含まれています。
10. Freeformの機能強化
AppleのFreeformアプリに、高度な画像作成・編集ツールが追加されました。Apple Creator Studioを通じたプレミアムコンテンツライブラリへのアクセスも可能になり、ホワイトボードアプリとしての表現力が大幅に向上しています。
11. リマインダーの「緊急」マーク機能
リマインダーを「緊急(Urgent)」としてマークできるようになりました。クイックツールバーまたは長押しから設定でき、スマートフィルターで緊急タスクだけを絞り込み表示することも可能です。タスク管理の効率が向上します。
12. Family Sharing支払い方法の独立化
iOS 26.4最大の注目機能の1つがこの変更です。2014年のFamily Sharing開始以来、購入共有がオンの場合、すべての購入・サブスクリプションがファミリーオーガナイザー(管理者)のクレジットカードに請求される仕組みでした。
iOS 26.4では、成人のファミリーメンバーが自分の支払い方法を使って独立して購入できるようになります。Apple公式のサポートドキュメントにも「ファミリーオーガナイザーは、購入共有をオフにするか、他の成人メンバーが自分の支払い方法を使用しない限り、全員の購入代金を支払います」と記載が更新されています。
共有コンテンツへのアクセスを維持しながら、請求先を個人ごとに分離できるこの変更は、10年以上にわたるFamily Sharing最大の制限の1つを解消するものです。
13. キーボード精度の向上
素早くタイピングした際のキーボード精度が改善されました。地味ながら日常的に恩恵を受ける改善で、タイプミスの減少が期待できます。
macOS Tahoe 26.4の6つの新機能
macOS Tahoe 26.4でも6つの新機能が公式リリースノートで紹介されています。iOS 26.4と共通する機能も多いですが、Mac固有の改善もあります。
1. 新しい絵文字8種類 — iOS 26.4と同じ8つの新しい絵文字が絵文字キーボードから利用可能になります。
2. Safariのコンパクトタブバー — macOS Tahoeの初期バージョンで廃止されていた「コンパクトタブ」レイアウトが復活しました。アクティブタブから直接検索が行え、ブラウジング領域をより広く確保できます。以前のmacOSでこのレイアウトを愛用していたユーザーには朗報です。
3. Freeformの機能強化 — iOS版と同様、高度な画像作成・編集ツールとApple Creator Studioのプレミアムコンテンツライブラリが利用可能になります。
4. リマインダーの緊急マーク — キーボードショートカットからリマインダーを「緊急」としてマークし、スマートリストでフィルタリングできます。
5. Purchase Sharing(支払い方法の独立化) — iOS 26.4と同様、成人ファミリーメンバーが独自の支払い方法を使用可能に。
6. 字幕・キャプション設定の改善 — メディア再生中のキャプション設定がより手軽にアクセス・カスタマイズ可能になり、リアルタイムプレビューも統合されました。
macOS固有の注目変更点
公式リリースノートには含まれていませんが、macOS Tahoe 26.4では以下の変更も報告されています。
- 充電上限設定(Charge Limit) — MacBookのバッテリー充電上限を80〜100%の範囲で設定可能に。バッテリー寿命の延長に役立ちます
- Rosetta 2の警告表示 — Apple Siliconマシンで、まだRosetta 2を使用しているアプリに警告が表示されるようになりました。AppleはmacOS 27以降でRosettaを段階的に廃止する方針です
- 角丸の修正 — macOS Tahoe導入時から報告されていたウィンドウの角丸バグが修正されました
watchOS 26.4|ワークアウトアプリの不満を解消
watchOS 26.4では、ワークアウトアプリのUX改善が最大の注目ポイントです。
watchOS 26でワークアウトアプリが全面リデザインされましたが、多くのユーザーから「操作が遅くなった」「タップが反応しない」という不満の声が上がっていました。具体的には、ワークアウト種別のアイコンがタップ可能に見えるにもかかわらず、実際にはタップを無視するという問題がありました。
watchOS 26.4では、ワークアウト種別のアイコンをタップするだけでワークアウトを開始できるように修正されました。リスト表示からアイコンを直接タップして即座にトラッキングを開始でき、以前のバージョンで確立された直感的な操作パターンが復活しています。
iOS 26.4・macOS 26.4の正式リリース日はいつ?
RCが公開された翌週に正式版がリリースされるのがAppleの通例です。iOS 26.4のRCは2026年3月18日(火)に公開されたため、正式リリースは2026年3月23日(月)〜24日(火)が有力です。
過去のパターンでは、RCからの変更はほぼなく、そのままのビルドが正式版として配信されることがほとんどです。今回のRCを使用する場合、正式版へのアップデートは不要か、極めて小さなアップデートになる可能性が高いです。
対応機種一覧
iOS 26.4はiOS 26に対応するすべてのiPhoneにインストール可能です。具体的な対応機種は以下の通りです。
- iPhone 17シリーズ(iPhone 17 / 17 Air / 17 Pro / 17 Pro Max)
- iPhone 16シリーズ(iPhone 16 / 16 Plus / 16 Pro / 16 Pro Max / 16e)
- iPhone 15シリーズ(iPhone 15 / 15 Plus / 15 Pro / 15 Pro Max)
- iPhone 14シリーズ(iPhone 14 / 14 Plus / 14 Pro / 14 Pro Max)
- iPhone 13シリーズ(iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max)
- iPhone 12シリーズ(iPhone 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max)
- iPhone SE(第3世代以降)
macOS Tahoe 26.4は、macOS Tahoeに対応するすべてのMacで利用可能です。iPadOS 26.4はiPadOS 26対応モデル、watchOS 26.4はwatchOS 26対応のApple Watchで利用できます。
アップデート方法
正式リリース後のアップデート手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開く
- 「一般」→「ソフトウェアアップデート」をタップ
- 「iOS 26.4」が表示されたら「ダウンロードしてインストール」をタップ
- パスコードを入力し、利用規約に同意
アップデート前にiCloudバックアップまたはMac/PCへのバックアップを取っておくことを推奨します。
よくある質問(FAQ)
Q. iOS 26.4のRCとは何ですか?正式版との違いは?
A. RC(Release Candidate)は「最終候補版」のことで、重大な不具合が見つからなければそのまま正式版として配信されるビルドです。過去のアップデートでも、RCと正式版が同一ビルドだったケースがほとんどです。開発者やパブリックベータテスターは一足先にRCをインストールできますが、一般ユーザーは正式リリース(3月23〜24日見込み)を待つ必要があります。
Q. Family Sharingの支払い方法の独立化とは具体的にどういうことですか?
A. これまでFamily Sharingで購入共有をオンにすると、家族全員のApp Store・iTunes購入がファミリーオーガナイザー(管理者)のクレジットカードに一括請求されていました。iOS 26.4からは、成人のファミリーメンバーが自分の支払い方法を登録して、自分のカードで支払いができるようになります。共有ライブラリへのアクセスはそのまま維持されます。
Q. iOS 26.4にアップデートすべきですか?
A. セキュリティアップデートも含まれているため、基本的にはアップデートを推奨します。Apple Musicの新機能やFamily Sharing改善、アクセシビリティ向上など日常的に恩恵を受ける改善が多いです。ただし、正式リリース直後に不具合が報告されることもあるため、業務用端末は1〜2日様子を見てからアップデートするのも一つの選択肢です。
まとめ
- iOS 26.4のRCが3月18日に公開。正式リリースは3月23〜24日が有力
- Apple Musicに5つの新機能が追加(Playlist Playground、Concerts、オフライン認識、Ambient Widget、フルスクリーン背景)
- Family Sharing支払い方法の独立化で、成人メンバーが自分のカードで購入可能に(10年来の制限を解消)
- macOS Tahoe 26.4では、Safariコンパクトタブ復活・充電上限設定・Rosetta 2警告など6つの新機能を追加
- watchOS 26.4ではワークアウトアプリの操作性が改善され、アイコンタップで即ワークアウト開始可能に
iOS 26の全機能を把握したい方は、「iOS 26 新機能まとめ15選|対応機種一覧とアップデート方法【2026年最新版】」もぜひチェックしてください。


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