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2021年以降、MNP転出手数料はほぼ全キャリアで無料になり、乗り換え時の費用は初期費用とSIM発行料だけになっています。
結論からお伝えすると、2026年現在、多くのケースで乗り換え費用はゼロ円です。総務省の規制強化により、大手キャリアのMNP転出手数料は無料化。契約解除料(違約金)も撤廃されています。
この記事では、各キャリア・格安SIMの乗り換え費用を一覧で比較し、実際にいくらかかるのかを明確にします。
MNP乗り換えにかかる費用の全体像
乗り換え時に発生する可能性のある費用は以下の4種類です:
- MNP転出手数料 — 元のキャリアから番号を持ち出す手数料
- 契約解除料(違約金) — 契約期間内の解約で発生する料金
- 新規契約事務手数料 — 新しいキャリアの加入手数料
- 端末残債 — 分割払い中の端末代金の残り
このうち、MNP転出手数料と契約解除料は2021〜2022年にかけて主要キャリアで無料化されました。現在ユーザーが気にすべきは乗り換え先の事務手数料と端末残債の2点です。以下で各キャリアの最新状況を詳しく見ていきましょう。
各キャリアの転出・解約費用【2026年版】

大手キャリア(MNO)
| キャリア | MNP転出手数料 | 契約解除料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 無料 | 無料 | 2021年10月に撤廃 |
| au | 無料 | 無料 | 2022年3月に撤廃 |
| ソフトバンク | 無料 | 無料 | 2022年2月に撤廃 |
| 楽天モバイル | 無料 | 無料 | 元から違約金なし |
2021年4月に施行された総務省の「携帯電話ポータルサイト」のガイドラインに基づき、大手4キャリアはMNP転出手数料と契約解除料を撤廃しました。かつては3,300円のMNP転出手数料や最大10,450円の違約金が存在していましたが、2026年現在は一切かかりません。楽天モバイルはサービス開始当初から違約金ゼロの方針を採っており、他3社も追随する形となりました。
サブブランド
| キャリア | MNP転出手数料 | 契約解除料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| UQ mobile | 無料 | 無料 | |
| ワイモバイル | 無料 | 無料 | |
| ahamo | 無料 | 無料 | |
| LINEMO | 無料 | 無料 | |
| povo2.0 | 無料 | 無料 |
ahamo(ドコモ)、LINEMO(ソフトバンク)、povo2.0(au)はオンライン専用プランとして登場し、最初からMNP転出・契約解除とも無料です。サブブランドのUQ mobileやワイモバイルも親ブランドに合わせて撤廃済みのため、サブブランドからの乗り換えも完全無料です。「サブブランドだから違約金がかかるのでは?」という心配は不要です。
主要格安SIM(MVNO)
| 格安SIM | MNP転出手数料 | 契約解除料 | 備考 |
|---|---|---|---|
| IIJmio | 無料 | 無料 | |
| mineo | 無料 | 無料 | |
| OCN モバイル ONE | 無料 | 無料 | |
| BIGLOBEモバイル | 無料 | 無料 | 2022年7月以降の契約 |
| イオンモバイル | 無料 | 無料 | |
| LIBMO | 無料 | 無料 | |
| だれでもモバイル | 無料 | 無料 |
主要MVNOも総務省の方針に従い、MNP転出手数料と契約解除料を撤廃しています。ただし注意点が1つあります。BIGLOBEモバイルのように「2022年7月以降の契約」という条件付きで無料化している事業者もあるため、2022年以前に契約した古いプランでは違約金が残っている可能性があります。自分の契約時期がわからない場合は、マイページや契約書で確認しておきましょう。
乗り換え先の契約事務手数料
| 乗り換え先 | 契約事務手数料 | 備考 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 無料 | |
| ahamo | 無料 | |
| LINEMO | 無料 | |
| povo2.0 | 無料 | |
| UQ mobile | 3,850円 | オンラインショップなら無料の場合あり |
| ワイモバイル | 3,850円 | オンラインストアなら無料 |
| ドコモ | 3,850円 | オンラインショップなら無料 |
| au | 3,850円 | オンラインショップなら無料 |
| ソフトバンク | 3,850円 | オンラインショップなら無料 |
ポイント:楽天モバイル・ahamo・LINEMO・povo2.0は契約事務手数料が完全無料。UQ mobile・ワイモバイルもオンラインで申し込めば無料になるケースが多いので、店舗よりオンライン申し込みがお得です。
店舗契約とオンライン契約の事務手数料の差は3,850円。この金額は小さく見えますが、家族4人で乗り換えれば15,400円の差になります。特にドコモ・au・ソフトバンクのオンラインショップは24時間対応で待ち時間もないため、事務手数料の節約だけでなく時間の節約にもなります。店舗契約のメリットは対面でのサポートが受けられることですが、乗り換え手続き自体は各社の公式サイトのガイドに従えば10〜15分で完了します。
端末の分割払い残債について
スマホの分割払いが残っている場合でも、乗り換え自体は可能です。残債の扱いは以下のとおり:
- 分割払い継続 — 乗り換え後も元のキャリアに分割で支払い続ける(最も一般的)
- 一括精算 — 残りを一括で支払って完了する
各キャリアの端末返却プログラムを利用している場合:
| プログラム | キャリア | 乗り換え後 |
|---|---|---|
| いつでもカエドキプログラム | ドコモ | 返却すれば残債免除。乗り換え後も利用可能 |
| スマホトクするプログラム | au | 返却すれば残債免除。乗り換え後も利用可能 |
| 新トクするサポート | ソフトバンク | 返却すれば残債免除。乗り換え後も利用可能 |
| 楽天モバイル買い替え超トクプログラム | 楽天モバイル | 返却すれば残債免除 |
つまり、端末返却プログラムを利用していても乗り換え後に端末を返却することで残債免除が受けられます。乗り換えの妨げにはなりません。
注意すべきは返却プログラムの適用タイミングです。例えばドコモの「いつでもカエドキプログラム」は購入から23ヶ月目の返却が最もお得で、それ以降は免除額が毎月減少します。乗り換えを検討している場合は、返却プログラムの最適タイミングと乗り換え時期を合わせることで、端末代の負担を最小限に抑えられます。各プログラムの詳細条件は、元のキャリアのマイページで確認できます。
2026年のMNP最新事情
MNPの仕組みは年々改善されています。2026年時点の最新トレンドを押さえておきましょう。
MNPワンストップ方式の普及
2023年5月に導入されたMNPワンストップ方式は、2026年現在さらに対応事業者が拡大しています。従来のMNPでは「元のキャリアでMNP予約番号を取得→乗り換え先に申し込む」という2ステップが必要でしたが、ワンストップ方式では乗り換え先への申し込みだけで手続きが完了します。
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)およびサブブランド(ahamo・povo2.0・LINEMO・UQ mobile・ワイモバイル)は全て対応済みです。一部のMVNOはまだ非対応ですが、その場合でも従来通りMNP予約番号を取得すれば乗り換えは可能です。
手続き時間の短縮
オンライン手続きの場合、申し込みから最短15分でMNP転入が完了するケースもあります。eSIM対応のスマートフォンであれば、SIMカードの郵送を待つ必要がなく、申し込み→本人確認→プロファイルダウンロードの流れで即日開通が可能です。物理SIMの場合でも、多くのキャリアが最短翌日配送に対応しています。
総務省によるMNP制度の整備
総務省は「携帯電話ポータルサイト」で、乗り換え手続きの流れや各キャリアの料金比較情報を公開しています。MNP転出手数料の無料化(2021年)、解約金の上限1,000円規制→撤廃(2022年)、MNPワンストップ導入(2023年)と段階的に制度が整備され、2026年はMNPが最も簡単かつ低コストで行える時代です。
乗り換え費用シミュレーション
ケース1:ドコモ → 楽天モバイル(端末残債なし)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| ドコモ MNP転出手数料 | 0円 |
| ドコモ 契約解除料 | 0円 |
| 楽天モバイル 事務手数料 | 0円 |
| 合計 | 0円 |
ケース2:au → UQ mobile(店舗契約・端末残債5万円)
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| au MNP転出手数料 | 0円 |
| au 契約解除料 | 0円 |
| UQ mobile 事務手数料(店舗) | 3,850円 |
| 端末残債(分割払い継続) | 月々の支払い継続 |
| 初期費用合計 | 3,850円 |
※オンラインショップで申し込めば事務手数料も0円にできます。
シミュレーションからわかるとおり、事務手数料無料のキャリアを選び、オンラインで手続きすれば、乗り換え費用は完全にゼロ円です。端末残債がある場合も、分割払いは継続されるため「一括で大きな出費が発生する」ということはありません。乗り換え費用が高いというイメージは過去のもので、2026年現在は「乗り換えないことの方がコスト」になるケースが大半です。
乗り換え費用を最小にするコツ
- オンラインで申し込む — 多くのキャリアで事務手数料が無料になる
- 月末に乗り換える — 元のキャリアの月額料金は日割りされないことが多いため
- 端末返却プログラムを活用 — 残債免除で端末代の負担を軽減
- 事務手数料無料のキャリアを選ぶ — 楽天モバイル・ahamo・LINEMO・povo2.0
- 乗り換えキャンペーンを活用 — 各社が実施するMNP特典(ポイント還元等)をチェック
よくある質問(FAQ)
Q. 2年縛りの違約金はまだありますか?
2026年現在、大手キャリア・サブブランドの2年縛り・違約金は全て撤廃されています。いつ解約しても違約金はゼロ円です。一部の古い格安SIMプランに残っている場合がありますが、ほとんどのMVNOも撤廃済みです。
Q. MNPワンストップとは何ですか?
MNPワンストップは、元のキャリアに連絡せずに乗り換え先の申し込みだけで番号移行ができる仕組みです。ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルなど大手は対応済み。MVNOの一部は非対応で、従来通りMNP予約番号の取得が必要です。
Q. 乗り換え時にスマホのデータは消えますか?
いいえ。SIMカードの交換はデータに影響しません。ただし念のため、バックアップは事前に取っておきましょう。
Q. 月の途中で乗り換えると二重課金になりますか?
元のキャリアの月額料金は日割り計算されないことが多く、乗り換え月は満額請求されます。一方、新しいキャリアの初月は日割りのケースが多いです。そのため月末の乗り換えが最もお得です。
Q. MNPワンストップに対応していないキャリアはどうすればいい?
一部のMVNOが非対応ですが、従来の方法(元のキャリアのマイページや電話窓口でMNP予約番号を取得→乗り換え先に入力)で問題なく手続きできます。予約番号の有効期限は15日間ですので、取得後は早めに手続きしましょう。
Q. eSIMとSIMカードで乗り換えにかかる時間は違いますか?
はい。eSIM対応機種なら申し込み完了後すぐにプロファイルをダウンロードでき、最短15分で開通します。物理SIMカードの場合は郵送が必要なため、通常1〜3日かかります。急ぎの場合はeSIMがおすすめです。
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